VLEDでは、地方公共団体のDX(Digital Transformation)促進を掲げて活動を進めております。活動の一環として、地方公共団体DX事例の取材を行っています。
須賀川市総務部市民安全課 消防係長 遠藤文康氏、情報整備局株式会社 代表取締役社長 斎藤浩平氏に須賀川市消防団の役割・課題・現状、消防団専用アプリ「S.A.F.E.」を活用したDX化の効果・展望などについてお話を伺いました。
詳細は、この度公開した記事「消防団員が開発したアプリで消防活動と事務作業が迅速に―現場の声を活かした防災デジタル改革「S.A.F.E.」」でご覧いただけます。
「S.A.F.E.」は消防団員兼エンジニアが開発した消防団専用の消防活動用アプリです。2011年の東日本震災で混乱を極めたなかで、消防団員兼エンジニアが限られた消防活動を実体験し、広範囲の救済となる活動ができないかと苦悩したなかで開発されました。
地元消防団の現場情報共有のニーズに応えるべく、最初はボランティア的に開発されました。本アプリの消防団での維持・管理を継続していくために、地域の教育機関と協力して改良を進めるなど試行錯誤を重ね、須賀川市への導入が実現。同市ではその効果が認められ、消防活動の効率が大幅に向上しました。現場経験とテクノロジーを融合させたこのアプリは、今後も多くの自治体への展開が期待されています。
今回の記事は、地方公共団体 DX 事例データベース に掲載しているDX事例「地域防災の中核である消防団員の活動をICTでサポートするアプリ」の特集記事となっています。地方公共団体DX事例データベースも随時掲載事例を増やしており、現在 300 を超える事例を掲載しています。あわせてご覧ください。