Q. オープンデータを公開する手段として、ホームページとカタログサイトのどちらがよいですか?
政府や自治体が使用しているオープンデータの主な公開手段は3通りあります。
- ホームページをそのままオープンデータとして公開する方法です。名古屋市などが採用しています。
- ホームページにオープンデータのファイル一覧を掲載する方法です。鹿児島市がこの方法をとっています。
- オープンデータカタログサイトで公開する方法です。日本政府や福岡市などが利用しています。
(出典: 名古屋市ホームページ) | (出典: 鹿児島市ホームページ) | (出典: 福岡市オープンデータカタログサイト) |
ホームページでオープンデータを公開する方法(1と2)の場合、システム改修は最低限で済むため、費用をかけずオープンデータを素早く公開することが可能です。
オープンデータを公開するための専用のカタログサイトを開設する方法(3)の場合、新しいシステムの導入が必要となるため時間と費用を要しますが、データの検索や取得を支援する機能が揃っているため、公開後に利活用が促進されることが期待できます。
オープンデータの取組に関する自治体アンケート結果(内閣官房IT総合戦略室、平成28年12月実施)によれば、約6割がホームページで、約3割がカタログサイトで公開しています。
なお、カタログサイトを開設する場合は、そのカタログサイトのライセンスに基づいてください。たとえば、CKANを利用する場合は、CKANがAGPL(Affero General Public License)ライセンスで提供されているため、構成したページのどこかに、CKANを利用していることと、現在動かしているCKANのソースコードまたはその入手先を明記してください。
具体的には、下記をご参照ください。
カタログサイト名 | 掲載ページ | ソースコードへのリンクが記載されている部分 |
DATA.GO.JP | 開発者向け情報 | (3) その他関連する文書 ・本サイトで使用しているCKANに関する情報 ソースコードのダウンロード(https://www.data.go.jp/img/download_file/source.zip) (出典: DATA.GO.JP内「開発者向け情報」) |
G空間センター | CKAN拡張機能の公開 | G空間プラットフォーム基本エクステンション (テーマ、メタデータカスタマイズ等) https://dw.geospatial.jp/src/ckanext-gspf.zip G空間プラットフォーム検索エクステンション https://dw.geospatial.jp/src/ckanext-gspf-datasearch.zip G空間プラットフォーム地図エクステンション https://dw.geospatial.jp/src/ckanext-map.zip G空間プラットフォーム空間データ加工エクステンション https://dw.geospatial.jp/src/ckanext-processor-gpf.zip (出典: G空間センター内「CKAN拡張機能の公開」) |