静岡県島田市「行政と保護者との「接点」にデジタル技術を活用した子育て支援プラットフォームの構築」

展開地域名: 静岡県島田市

分野:
子育て
キーワード:
コミュニケーションツール

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解決すべき課題

令和元年 11 月にデジタル変革宣言を行い、「住民の福祉の増進を図る」ことを基本としたデジタルファーストの理念に基づき取組を進めている。市民意識調査や保護者アンケートから、デジタルとの親和性が高く、時間的・行動的に制約の多い子育て世帯に対して利便性を向上させる取組が特に必要であること、コロナ禍の影響により、妊婦や家族が置かれている環境が変化し訪問がしにくい状況となり、コミュニケーションが取りづらくなった母子保健事業の所管課から相談があったことから実施に至った。

解決の手法

島田市に住む妊娠期から18歳までの子を持つ保護者とその家族に対して、スマートフォン(以下、「スマホ」という。)等を使って市からのお知らせの受取・市への相談・申請等のやりとりを、いつでも、どこでも行うことができる、暮らしを支える新しいデジタル生活基盤としてプラットフォームを構築した。
令和4年度施政方針で掲げた「縮充」(事業を選択、資源を集中し、市民生活を充実させる)を進め、「Well-Being(質と精神的な豊かさ)」の向上に努めている。

解決における工夫点

■住民情報データとの連携によりオンライン上の市民を特定 『島田発→全国行の独自取組』
従来の行政が運営する市民向けWebサイトやアプリは、利用者が入力する本人情報に
基づき情報発信等を行っているが、本人が入力したものかの確実性が担保できていない。
このPFでは、利用登録時に市が発行した「認証コード」(※)の入力することで住民情
報上の人物と利用者本人の紐づけを行うため、郵送等アナログの手法で行っていた個人宛
の行政通知などをデジタル情報として直接本人のスマホ等に届けることが可能となった。
これに伴い、より利用者に合った的確な情報発信や申請・相談等の案内も可能となり、伝
達時間の短縮及び通知等の印刷コストの削減が図られた。
※マイナンバーカードを活用した認証アプリ(xID)を利用することにより、電子申請も可能。
■市が保有するデータを市民へ共有
健康管理システムとの連携により、市が保有する乳幼児健診の結果や予防接種記録をP
F上で利用者と共有(利用者自身が記録する手間を削減)。簡易的な母子健康手帳の機能を
有し、簡単に家族間で子どもの成長記録等の情報共有もできる。

事例による成果

令和4年3月 14 日公開から5月末までの間に、386人が利用登録している。

参考資料

本事例は、「2022年度 夏のDigi田甲子園 静岡県の取り組み」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。

■2022年度 夏のDigi田甲子園 静岡県の取り組み
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/archives/koushien/chiiki/shizuoka.html

■島田市子育て支援プラットフォーム「しまいく+」
https://www.city.shimada.shizuoka.jp/gyosei-docs/shimaikuplus.html

■「しまいく+」が令和4年度 夏のDigi田甲子園全国大会出場!
https://www.city.shimada.shizuoka.jp/gyosei-docs/dejiden_shimaikuplus.html

■令和4年3月定例記者懇談会
https://www.city.shimada.shizuoka.jp/gyosei-docs/434261503.html

■しまいく+
https://shimada-platform.powerappsportals.com/

■子ども健診、スマホで手続き 島田「しまいく+」3月14日開始
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1033580.html

関連する図表・動画

■2022年度 夏のDigi田甲子園 静岡県の取り組み
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/archives/koushien/chiiki/shizuoka.html

事例に関する問い合わせ先

市長戦略部デジタルトランスフォーメーション推進課
0547-36-7969

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