鳥取県米子市「スマート窓口システムの構築」

展開地域名: 鳥取県米子市

分野:
住民窓口サービス
キーワード:
業務効率化
ワークフロー

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解決すべき課題

一般的に子育て中の世帯では、引っ越しや出生等のライフイベントがあると、住民異動や戸籍届出と共に、医療費助成や児童手当等での複数の手続が必要になるケースが多いが、どのような手続をしたらよいのか分かりにくく、手続の案内もれ等が発生することもあった。また、各課の窓口を回り申請書を何枚も手書きするという負担があった。

解決の手法

■ 『迷わせない、何度も聞かない、書かせない』を目指して、本市のシステムで保有する住基情報、税情報、児童手当や国民健康保険の資格情報等のデータを活用し、申請者のライフイベント、世帯構成等にぴったり合う手続を案内することができる「スマート窓口システム」を構築した。

■ 申請者世帯の住基情報とライフイベントに応じて手続を提示するルールベースを作成し、職員のスキルに左右されずにぴったり合う手続を提示する。

■ スマート窓口では、複数の手続きにかかる申請書をタブレットでまとめて作成し、申請データを各業務システムへ連携することで、各業務担当者へスムーズに引き継げるようにしている。

解決における工夫点

■デジタルファースト、ワンスオンリー、コネクテッドワンストップを意識して構築した。
■本市がシステムで保有する住民データを活用し、手続提示用のルールベースで自動処理することで、職員のスキルに左右されず、ぴったり合う手続を提示するようにした独自的、先進的な取組である。
■他自治体への横展開が可能となるよう、標準化を意識してシステムを構築した。連携を構築すれば、基幹業務システムのベンダーによらず利用することができる。
■タブレット端末の操作に不慣れな方でもスムーズにスマート窓口を利用していただくため、職員がサポートするようにした。
■スマート窓口から離れた庁舎の業務担当者に引き継ぐ場合、お客様が庁舎間を移動することなく、担当者と顔を見ながら手続きが進められるように、ビデオ通話用のパソコンを設置した専用ブースを整備した。

事例による成果

令和3年10月以降、平均して10件/日のご利用があった。
利用者アンケートでは、8割の方が「大変満足」または「まあ満足」と回答している。

事例の継続性

継続運用中

参考資料

本事例は、「2022年度 夏のDigi田甲子園 鳥取県の取り組み」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。

■2022年度 夏のDigi田甲子園 鳥取県の取り組み
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/archives/koushien/chiiki/tottori.html

■スマート窓口
https://www.city.yonago.lg.jp/33995.htm

■DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の取組について
https://www.city.yonago.lg.jp/secure/46858/DX_zyouhouseisaku.pdf

■広報よなご 2022年1月号
https://www.city.yonago.lg.jp/secure/45583/202201.pdf

■第4次米子市行財政改革大綱実施計画 計画期間 令和2年度から令和6年度まで
https://www.city.yonago.lg.jp/secure/41661/jissikeikaku.pdf

■米子市でスマート窓口 子育て世帯から
https://www.asahi.com/articles/ASPB27TXJPB1PUUB008.html

関連する図表・動画

■2022年度 夏のDigi田甲子園 鳥取県の取り組み
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/archives/koushien/chiiki/tottori.html

事例に関する問い合わせ先

市民二課
0859-21-5854
Email: shimin-2@city.yonago.lg.jp

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