展開地域名: 高知県
解決すべき課題
これまでの「経験と勘」による農業から、データに基づいた栽培管理を行うデータ駆動型農業への転換を図る必要がある。
解決の手法
■ これまでの環境制御技術に最新の施設園芸関連機器やIoT、AI技術を融合することより、「施設園芸の飛躍的な発展」と「施設園芸関連産業群の創出」を目指す、「IoP(InternetofPlants) プロジェクトが導くNext次世代型施設園芸農業」の普及促進に取り組んでいる。
■ 高知県、高知大学、高知工科大学、高知県立大学、IoP推進機構、JA、高知県工業会、高知県IoT推進ラボ研究会等による産学官連携のもとデータ連携基盤IoPクラウド(以下IoPクラウド)を活用し、農業DXのプラットフォームを構築している。
■ 生産から流通までの現場の様々なデータを自動収集し、生産者が簡単にアクセスできる仕組みを整え、県やJAによる伴走型の営農指導により、県全体でデータ駆動型農業への転換を目指す。
■ IoPプロジェクトの核となるIoPクラウドの構築やIoPクラウドに搭載するAIエンジンの開発にかかる研究、学生や生産者に施設園芸の基礎的・先進的な知識や技術力を養成するIoP入門セミナーやIoP塾などの人材育成に関する費用は、内閣府の地方大学・地域産業創生交付金(平成30年度から5年間)を活用している。
解決における工夫点
県内の各ハウスをインターネットでつなぎ、生産現場における様々なデータを収集・分析し、より有益な情報として生産者にフィードバックする仕組みを検討した結果、データ連携基盤「IoPクラウド」を核とした農業DXのプラットフォームの構築に至った。
事例の継続性
継続運用中
事例の運用期間
2022年9月~継続運用中
参考資料
本事例は、「総務省 地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。
■総務省 地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
■IoPプロジェクトポータルサイト
https://kochi-iop.jp/
■高知県Next次世代型施設園芸農業に関する産学官連携協議会について https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/160601/2020033000189.html
■“IoP(Internet of Plants)”が導く「Next次世代型施設園芸農業」への進化
https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/111601/files/2020040900243/file_2020914115437_1.pdf
事例に関する問い合わせ先
県農業振興部 農業イノベーション推進課IoP推進室
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