福岡県北九州市「障害のある人に対するデジタル活用支援の担い手となる人材の養成・派遣」

展開地域名: 福岡県北九州市

分野:
福祉
キーワード:
人材育成

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解決すべき課題

■障害のある方から「どんなパソコンを買ったら使いやすいか分からない」、「目が見えないけどパソコンは使えるのだろうか」といった声があった。

解決の手法

■ 北九州市では、平成14年10月25日から、障害のある人の社会参加や自立支援を促進するため、障害者パソコンサポーター養成・派遣事業を実施している。

●「障害者パソコンサポーター」は、パソコンやその周辺機器の使用方法等について、支援を必要とする障害のある人や団体に対し、支援をする人。

● 令和4年度は3名を養成、登録者数は46名となっている。養成のカリキュラムには、障害理解や障害のある人への接し方等が多く組み込まれている。

● 支援は、障害のある人の自宅へのサポーター派遣や、電話相談等により実施している。また、障害者団体主催のパソコン講習会へ講師を派遣している。

● 令和5年度事業費(運営費) 4,847 千円(うち、地域生活支援事業費等補助金(厚労省)国:2,423 千円、県:1,211 千円)

事例による成果

● 令和4年度は、コロナ禍の影響もあり、年200回程度であったが、コロナ禍以前は、年500回程度の派遣実績があった。

● 障害特性に応じてパソコンやスマートフォン等の利用に関するサポートを丁寧に行うことで、利用者から高い評価を受けている。

● 週に1回実施している質問会についても利用者が多く、障害のある人に対するデジタルデバイド対策の一助となっている。

● 住民から「パソコンの使用を諦めていたが、自分でメールを打てるようになった」、「パソコンが使用できるようになり、就職に繋がった」などの声をいただいた。

事例の継続性

継続運用中

事例の運用期間

平成 14(2002)年 10 月~継続運用中

参考資料

本事例は、「総務省 地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第3.0版】令和6年5月31日」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。

■総務省

・地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第3.0版】令和6年5月31日
https://www.soumu.go.jp/main_content/000949884.pdf

■北九州市

・障害のある人へ「パソコンサポーター」を派遣します 更新日 : 2024年11月14日 ページ番号:000162245
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/contents/17600485.html

・「障害のある人へのパソコンサポーター養成講座」の受講生を募集します 更新日 : 2024年11月29日 ページ番号:000157775
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/contents/17600459.html

 ーパソコンサポーター養成講座募集案内
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/001004088.pdf

事例に関する問い合わせ先

北九州市保健福祉局障害福祉企画課
Tel: 093-582-2453
E-mail: ho-shougaikikaku@city.kitakyushu.lg.jp

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