リコージャパン株式会社「守れ!コロナ医療 産学官連携による災害医療業務のデジタル化」

展開地域名: 新潟県

分野:
医療
キーワード:
自動化
業務効率化
ワークフロー
コミュニケーションツール
テレビ電話(またはそれに類する動画によるコミュニケーション)
IoT

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解決すべき課題

■災害レベルの非常事態となった新型コロナウイルス感染症。新潟県でも対応に追われて業務が逼迫していく中、県庁と保健所の連携が課題に:

● 県庁や保健所の電話回線は常に混雑、メールは煩雑で、コミュニケーションの限界を感じていた。

● 多様な情報を関係者全員と正確かつ迅速に共有するのが困難だった。

● 感染爆発により保健所の業務が逼迫し、業務処理に追われていた。

(RICOH「お客様導入事例 新潟県庁・新潟大学医学部災害医療教育センター 様」参照。)

解決の手法

■上記の課題を解決するために、リコー ㈱ は、県庁の医療調整本部と県内 6 カ所の保健所を同社が開発した電子黒板、「リコーインタラクティブホワイトボード(IWB)」でつなぎ、最新情報を可視化して共有できる体制を構築。

● リコーインタラクティブホワイトボード(IWB)は大型画面で「映す」、「書く」、「つながる」、「共有する」が誰でも簡単にできる電子ホワイトボード。IWB は Zoom や Teams とパソコンレスでカンタンに接続可能。IWB に手書きした内容や、映した画面に書き込んだ内容を遠隔地ともリアルタイムに共有。効率的にリモートから参加している方の理解度が高まりる。

(RICHO「インタラクティブホワイトボード」参照。)

解決における工夫点

・操作が簡単、機能がシンプルで、多くの職員にも使いやすくスムーズに運用することができる。

・Zoom連携機能により書き込みだけなく互いの様子や音声による気軽なコミュニケーションも可能である。

事例による成果

● 感染者が急増する状況でも、県庁と保健所が密に連携し迅速に対応できる体制が構築された。

● 可視化されたリアルタイムな情報を複数人で同時に確認し、速やかに行動に移せるようになった。

・新潟市保健所が次々と書き込んでいく陽性者の情報を、医療調整本部のドクターがリアルタイムに確認でき、迅速にトリアージを行えるようになった。

・陽性の判明から適切な医療につなぐまでのスピード感が飛躍的に向上した。

● 関係者間の連絡が滞ることがなくなり、保健所の業務負荷が大幅に改善されている。

・導入前は、深夜までかかっていた医療調整業務が、導入後は 19 時までに完了できるようになった。

● 2022 年 4 月現在、新潟県は入院待機者数 0人、入院外療養中の死亡者数 0人を継続できている。

●「IWBの無いコロナ対策は考えられない」「保健所の業務が大幅に改善された」など、県庁からも保健所からも高く評価いただいた。

(RICOH「お客様導入事例 新潟県庁・新潟大学医学部災害医療教育センター 様」参照。)

● 2022年度 冬のDigi田甲子園インターネット投票結果で 6 位に選出された。

事例の継続性

継続運用中

事例の運用期間

2021 年 4 月~継続運用中

参考資料

本事例は、「2022年度 冬のDigi田甲子園 守れ!コロナ医療 産学官連携による災害医療業務のデジタル化」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。

■デジタル田園都市国家構想 DIGIDEN

●2022年度 冬のDigi田甲子園

・守れ!コロナ医療 産学官連携による災害医療業務のデジタル化
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/koshien_winter/0046.html

・冬のDigi田甲子園 結果発表
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/koshien_winter/index.html

■政府インターネットテレビ
・【リコージャパン株式会社】守れ!コロナ医療 産学官連携による災害医療業務のデジタル化
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg26020.html?nt=1

■RICOH

・お客様導入事例 新潟県庁・新潟大学医学部災害医療教育センター 様

このままでは医療体制を守り切れない。新潟県では、新潟大学医学部災害医療教育センターと県庁の医療調整本部が一体となり、強固な情報共有体制を構築。医療調整本部と県内6カ所の保健所をリコーインタラクティブホワイトボード(IWB)で繋ぎ、陽性者や自宅療養者の情報を相互で手書きで共有。迅速なトリアージをはじめ、業務全体のスピードが飛躍的に向上しています。
https://www.ricoh.co.jp/case/2206_pref_niigata

・お客様導入事例 新潟大学医学部災害医療教育センター 様

災害医療の教育・研究拠点に、リコー インタラクティブ ホワイトボード(IWB)を導入。災害医療の質向上に向けて、教育現場で活⽤を進めると同時に、大規模災害を想定した訓練にも導⼊しリアルタイムな情報共有体制を構築されています。
https://www.ricoh.co.jp/case/2206_pref_niigata

・「RICOH Interactive Whiteboard」の新製品 3 機種を発売~高い表現力と充実の機能でワークプレイスの価値創造を支援~ 2020年6月4日
https://jp.ricoh.com/-/Media/Ricoh/Sites/jp_ricoh/release/2020/pdf/0604_1.pdf

・インタラクティブホワイトボード
https://www.ricoh.co.jp/iwb/special/connect?gclid=CjwKCAjw_MqgBhAGEiwAnYOAeq46WpslT4hOqNw5JkPebJYF83D3IIRWAzEmy2eba0YjQrYu665QVRoC6YcQAvD_BwE

■TeNY新潟一番ニュース

・【ひっ迫】新型コロナ陽性者からの電話が殺到 県の医療調整本部コールセンターに密着《新潟》
https://www.youtube.com/watch?v=SAcLMIiAI3Q

関連する図表・動画

●デジタル田園都市国家構想実現会議事務局
・46.【リコージャパン株式会社・新潟県】守れ!コロナ医療 産学官連携による災害医療業務のデジタル化
https://www.youtube.com/watch?v=0slZWe2Bk30

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