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イベント

2019(平成31)年3月12日(火)18時~20時半(受付17時半~)[開催終了]

「人と情報のエコシステム(HITE)」研究開発領域 シンポジウム

理性から情動へ ~ AI&データ時代、選択を委ねる人間たち

■日時
平成31年3月12日(火)18時~20時半(受付17時半~)
■場所
国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール(東京都港区六本木5丁目11−16 国際文化会館)
■主催
科学技術振興機構 社会技術研究開発センター
■概要
AIやデータ社会の発展は、これからの人類社会や人間観を変化させ始めている。2016年のアメリカ大統領選やBrexitにおいてフェイクニュースが投票行動に与えた影響にみられるように、「情報さえあれば、個人は理性的で合理的な選択を行いうる」という近代社会の基本理念はすでに崩れつつある。また、生活のデジタル化に伴うターゲッティング広告やオーダーメイド型サービスなどの進展は、人間の主体的な判断より、機械による判断が優先される時代の到来を告げているようにもみえる。 このような時代を迎えるにあたって、私たち人類は今後も「近代的個人」が持つべきとされてきた「理性的な判断能力」に依拠し続けるべきなのだろうか。そうではなく、従来の人間観を更新し、「理性」ではなく「情動」に基づいた社会システムを構築していく可能性を探るべきではないだろうか。本シンポジウムでは「理性から情動へ」をテーマに、新たな個人と社会の「徳(Virtue)」とはなにか、そして人間と機械が融合した人機一体の哲学=人機学の確立を議論する。
■プログラム(敬称略)
18:00-18:15 開会挨拶・話題の提供 「ターゲッティング広告の衝撃」
國領二郎(慶應義塾大学総合政策学部 教授/「人と情報のエコシステム」総括)

18:15-18:55 講演 「情動の哲学~人機一体時代の新しい哲学」
信原幸弘(東京大学大学院総合文化研究科 教授/「人と情報のエコシステム」アドバイザー)

18:55-20:25 パネルディスカッション 「『機械による選択』を前提とした社会システムとは?」
稲谷龍彦(京都大学大学院法学研究科 准教授)
柴崎亮介(東京大学 空間情報科学研究センター 教授)
鈴木貴之(東京大学大学院総合文化研究科 准教授)
ドミニク・チェン(早稲田大学文学学術院 文化構想学部 准教授)
信原幸弘(東京大学大学院総合文化研究科 教授/「人と情報のエコシステム」アドバイザー)
モデレーター:塚田有那(編集者・キュレーター)

20:25-20:30 閉会挨拶
森田 朗(津田塾大学総合政策学部 教授/科学技術振興機構社会技術研究開発センター長)

詳細は、「「人と情報のエコシステム(HITE)」研究開発領域 シンポジウム」をご参照ください。

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